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三色ボールペンや偏愛マップ、
そしてCMでのクネクネの体操で有名になった斎藤孝先生の本です。
あなたは、やる気がどうしてもわかないとき、
どのようにすれば、働く気持ちに火が付くと思いますか?
とにかく、がんばる・・・じゃ、芸がなさ過ぎますよね。
そこで、「ミッション」「パッション」「ハイテンション」の3原則が挙げられます。
この3つを使えば、火がつかないことを気分のせいにするのではなくて、
火をつけることを「技化する」ことができるとしています。
まず、ミッションは使命感を呼び覚ますということです。
「みんなから期待されているんだ」と思えば、
昔かたぎの職人さんのように、あるいはプロジェクトXのように、
利益は度外視してでも、期待にこたえようと
懸命に仕事に打ち込むことが出来やすくなります。
次に、パッションとは情熱です。
「臥薪嘗胆」ということわざがありますが、
悔しく悲しい体験は、それを癒して忘れるのではなく、
むしろ「なにくそ」と、それをばねにしてみると、
かえって頑張れることがあります。
話がそれますが、五木寛之さんという作家は、
戦時中の朝鮮でお母さんを、ソ連兵に蹂躙されて亡くしました。
ところが、その体験がベースになってか、
彼は大学は早稲田大学のロシア文学科に進みましたし、
初の海外旅行がシベリア鉄道経由でソ連と東欧を漫遊したことでした。
ソ連・ロシアを舞台とした作品が
その後、五木さんによって書かれていますし、
直木賞を獲得した『蒼ざめた馬を見よ』もソ連が舞台の一つとなっています。
それくらいに、悲しい体験はものごとを成し遂げる力になりえるのです。
さて、話を戻しましょう。
働く気持ちに火をつける最後の技は「ハイテンション」です。
低いテンションで不機嫌に仕事をしているよりも、
意識的に機嫌よく仕事しているうちに、
周りの人からよく思われるようになってくるものですが、
それだけでなくて、明るく仕事することで、
テンポが付いてきて、本当にテキパキと仕事ができるようにもなってくるわけです。
その循環で、働く気持ちに火が付いてくるのです。
無理やり自分の心に鞭を打つのではなくて、
働く気持ちに火をつける技術を身につけるという
斎藤先生のスタンスが、非常におすすめできます。
特に、パッションとミッションの動機付けがうまくいけば、
物事が前に進むのは、ほめ屋も自分の体験からよく分かります。
私がほめ屋を始めたのは、
私がうつ病体験で苦しんでいたときに、
こう接してくれる人がいてほしかったという辛い記憶と、
こう接してあげれば助かる人がいるであろうというミッションからでした。
そのような私自身の経験からも、おすすめできる一冊です。
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