悩み解決!ほめ屋の「ほめ本」
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このタイトルを見て、
あなたはどのように思いましたか?
ああ、またほめ屋さん特有のほわ~んとした雰囲気の本かなあ、とか、
こんな脳天気に過ごせたらいいのになあとか、
いろいろ思われたかもしれません。
実際、この本の表紙は、
モグラが温泉に浸かっているような、
のほほんとした雰囲気を漂わせています。
他にも、
「自分のために時間を使うことを選択した
ダウン・シフターたちのスローな生き方のすすめ」
とか、やっぱりスローライフの本なのかなあと思います。
ところがどっこい、この本、意外になかなか手厳しいのです。
確かにスローライフを提唱していますし、
お休みの日の自由時間の使い方にもとても役立ちますし、
しかも、「ひとり美人」というライフスタイルにも役に立つという
いいことづくめなんですが、やっぱり厳しい指摘も多いのです。
どんなところがいいことを言っていて、
どんなところが手厳しいのか、その辺を見てみましょう。
たとえば、自由時間とは汗水たらして働くことから離れた時間であるが、
自由時間を充実させるためには、
「積極的に努力すること」が必要だと言っています。
確かに、上司から言われるままに受動的に仕事をしていては、
「自由時間」とは言えないけれども、
かといってただ怠けていても、自由時間は充実しないのです。
能動的にワクワクできるライフワークを成し遂げていかないと、
充実した時間は訪れないのです。
奴隷ではなくて、人生の主人公になろう!ということです。
その一つの具体的な提案として、
「今この瞬間に生きる」ことを提案します。
禅の僧が、
「禅とは、床を掃除している時は床を掃除することであり、
食べているときは食べることであり、眠っているときは眠ることである」
と言ったことを引用して、
いまのこの瞬間に「深く関わる」ことを提案しています。
仕事の場においても、仕事から離れた場においても、
ある課題に「完全に没頭する」ことを強調して、
過去のことも未来のことも、どうせコントロールできないのだから、
そのときのプロセスを大切にすることを言っています。
そこで、まずは、どんなささいなことでもいいから、
いまのこの瞬間における行為に集中することから始めてみることを提案しています。
こうしたことを通して、自由時間の充実度が増してきて、
人生全体も充実していくことになるようです。
これだけ能動的な人間になれれば、確かに充実した生き方になるだろうけど、
傍目から見ると、それだけ何にでも没頭していたら困難も多いだろうし、
大変だろうなとも見えなくもないのです。
その疑問に対しても、著者は以下のように図式化して答えてくれています。
楽な道を選ぶ→人生は最終的に困難なものになる
困難な道を選ぶ→人生は最終的に楽なものになる
確かに、ぱっと見は楽で安定した道を選んでいても、
それは手ごたえのない生き方であることが多いから、
のちのち、動物園の檻の中の動物のように退屈で耐えられない生活になりそうです。
確かに、そのことは分かるけど、
それだけ個性的に突出した生活を送っていたら、
世間からのけ者にされそうで怖い、という疑問もあるだろうと思います。
それについても、答えはこの本の中にあるので、
あまりにその中身を開陳しないことにしますが、
いろいろ抱く疑問を大切にしながら、この本を読んでいってください。
この本は本当に懐が深いので、いろんな疑問に答えてくれるはずです。
実は「ひとり」でいることの価値を評価している章もあって、
そういった点では、この「ひとり美人」の読者にもオススメの一冊です。
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