悩み解決!ほめ屋の「ほめ本」
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歌手として俳優として、あるいは作家として
長年独自の存在感を保ち続けている美輪明宏さんと、
以前ほめ本で紹介した
『働く気持ちに火をつける』の著者である斎藤孝さんとの対談です。
どこでどう結びつくのかが分からない二人の対談である
という点だけでも興味がわきますが、
読み進めていくと、意外な共通点が見えてきます。
実は、俳優として活躍する美輪さんと、
呼吸法に長年関心を持っている斎藤さんが意気投合する場面があったのですが、
それは、「エネルギーの波動は、注ぐと返ってくる」という点です。
一般的には、人にエネルギーを注ぐと、
それでこちらのエネルギーが失われてしまうと思われがちですが、
実際はそうではなく、注ぐことによって
またそのエネルギーが大きくなってこちらに返ってくるのです。
例えば、斎藤さんの関心事である「呼吸」をとってみると分かりますが、
深呼吸するときに、すーっと大きく息を吐くと、
その分新鮮な空気を吸うことが出来ます。
それと同じで、
一所懸命こちらがよいエネルギーを与えようとすると、
良いエネルギーが返ってくるわけです。
ハイテンションな授業で学生からは賛否両論を招いているらしい斎藤さんですが、
熱意がこもった授業が終わったとは、
やはり、とても元気になるそうですから、説得力があります。
俳優経験が豊富な美輪さんは、
そのことを「波動は輪廻する」と表現していますし、
地球上の法則として、すべてが行って戻って回っているんだと認識しています。
舞台で「あの辺が元気がないな」と気づいたら、
そこに気持ちを注ぐと、舞台全体の雰囲気が良くなるそうです。
また、二人とも共通認識として、
日本の女性の美的意識への高さと文化的なものへの関心の高さをほめていて、
逆に、男性のその低さを嘆かわしく思っているようです。
ヨーロッパでは、コンサートホールや美術館に行くと男女比は半々だが、
日本の場合は、それが1:9になると指摘されていますが、
確かにそのことによる文化の貧困は大きな問題だと思います。
年上の女性がもっと年下の男性と恋愛をして、
その点で年下の男性をリードすべきだというおもしろい提案がなされていますが、
なかなか「ひとり美人」的にも使える考え方だと思います。
豊かな感性を持つ「ひとり美人」のような女性が。
知性とスキルを高めれば高めるほど、
女性が良いパートナーを得る選択肢が狭まることを斎藤さんは嘆いていますが、
微力ながら、この「ひとり美人」がその流れを変えるきっかけになれればと願っています。
他にも、二人の共通関心事である日本語や教育の問題など、
いろいろ示唆に富んだ内容になっていますので、
得られるところが多いこの本をぜひ手にとって見てください。
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