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第46回『ハイコンセプト』(ダニエル・ピンク著、大前研一訳)

「新しいこと」を考え出す人の時代
富を約束する「6つの感性」の磨き方

と、副題で紹介されています。


さらに、訳者である大前氏が、

「21世紀にまともな給料をもらって、
 良い生活をしようと思ったときに何をしなければならないか」

本書は、この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真正面から答えを示した、
アメリカの大ベストセラーである

と絶賛しています。


大前研一氏といえば、
コンサルタントとして知的な仕事で大活躍されたイメージがあり、
論理的思考力を強く訴えていた人でした。

ところが、この書の翻訳において大きく方向転換を遂げ、
「6つの感性」の磨き方を紹介するに至るようになりました。

グローバル経済が進展して、
大概の知的労働がインドや中国に安い値段で外注されるようになり、
会計士や弁護士といった知的労働の頂点にあるような仕事でさえ、
そのトレンドにあります。

そこで、著者と大前氏は、
「機能」でなく「デザイン」、「論理」ではなく「共感」、
「議論」よりは「物語」、「まじめ」だけでなく「遊び心」、
「個別」よりも「全体の調和」、「モノ」よりも「生きがい」といった
「6つの感性」を磨くことを訴えています。

機能性だけじゃなくデザインが優れた商品の方が高い値段がしますし、
共感力あふれる医師に診てもらったほうが満足感が高いですし、
「やずや」のようなストーリー性があふれる健康食品が売れたりすることを考えれば、

確かに、その通りだと思います。

そして、その中でも特に興味深かったのは、
これまでの論理性や議論を重んじる「男性脳」を、
共感力やストーリー性を大事にする「女性脳」が支えないと、
21世紀の社会を乗り切ることが出来ないとする著者の考え方でした。

20世紀が男性脳優位の時代だったとするならば、
21世紀は、女性脳がそれとパートナーシップをとりながら、
バランスよく進んでいくことで、富を獲得することができるというのです。
著者はそのことを指して、
「コンセプトの時代」には"中性的な思考"が不可欠としています。

このサイトのコンセプトとなっている「ひとり美人」は、
自立した女性のことですから、
まさにこの"中性的な思考"を保有している人だと思います。

まだ時代は過渡期ですから、
先進的な人には揶揄する言葉が投げかけられることもありますが、
何か障害があったとしても、
この新しい時代に富をもたらす思考法を持ってるんだと、
ぜひ自分のことを励ましてあげてください。



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