ハッピー☆ウーマンへの道

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vol.10 「女ならではの成功哲学」を持つ女性(中山庸子さん)

「思いつく限り、叶えたい夢を書き出してください」


書いた内容を誰にも見られないという前提で
正直に裸の心で書いたとき、
女性なら「仕事の成功」だけを思い浮かべることは
まずないと思います。

「素敵な恋愛をしたい」
「幸せな結婚をしたい」


そういう願いが出てくるのが自然でしょう。
それだけ、女性の人生にとって恋愛や結婚というのは
大きなウエイトを占めるもの。

「素敵な彼氏もいて、
仕事でも何か責任あることを任されたい」

今でこそ、そうした内容を書いた女性向けエッセイは
多数出版されていますが、その先駆けとなった方が
今回ご紹介する中山庸子さん。

エッセイストとしてデビューする前、中山さんは15年間
群馬県の女子高で美術の先生をしていました。

もともと「絵を描く仕事」をしたいと思って
美大在学中から、セツ・モードセミナーの夜間部に
通っていたという中山さん。

でも、その時点では「描くこと」を
どう職業に結びつけたらいいのか手段がわからず、
「第二の選択肢」として、地元に帰り教師の職に就いたといいます。

とはいえ、イラストやエッセイを描く才能は
教師在職中から発揮されていたようです。

もともと本を読むことが大好きだったという中山さんは
みずから図書室の係を担当し、自己啓発本や恋愛論を
片っ端から読んだそうです。

教師という職業から、将来の進路や恋愛についての
相談を生徒から受けることもしばしば。

でも、当時の自己啓発本といえば、翻訳書がほとんど。
しかも女性向けに人生指南をするものは皆無だったとか。
あるのは、男性向けのビジネスに関する成功哲学か、
若い女性に向けた「いかに彼氏をゲットするか」という
恋愛ハウツーものばかり。

そこで、そうした二つの流れの本から、自分なりにエッセンスを
抽出してミックスし、「女子高生」向けにアレンジ。
プリントを作って配ったり、放課後に話をしたりしていたと言います。
それが、結構好評で、思わぬ「ニーズ」を発見したとも。

そんな「成功哲学」の蓄積は、中山さん自身の人生も
大きく変えていきました。


「イラストレーターになるための準備を着々と進める教師」


そんな当初の目標から遠ざかっていた自分に気づき、
その後、「なりたい自分」を次々叶えていく原動力となった
「夢ノート」の作成に取り掛かっていったのです。
(この「夢ノート」について書いた本が、中山さんの
エッセイストとしてのデビュー作になりました)

この本によると、冒頭の質問は、中山さんいわく
「夢の種まき」作業のひとつ。
希望的観測でもいいから、文字にして心の中のことを
まずは自分の外に出す。

いわば「行動するためのリストづくり」
とも言えるかもしれません。

エッセイストやイラストレーターになるという夢はもちろん、
私が注目した中山さんの夢はこれ。

「松本くんと結婚すること」


「松本くん」とはセツ・モードセミナーの同級生で
現在は旦那様でもあるイラストレーターの松本孝志さん。

在学中から、中山さんにとって「スペシャルな存在」
だったという「松本くん」。

でも、卒業と同時に群馬に就職した中山さんと
東京の出版社でデザイナーとして働き始めた「松本くん」の間には
「距離」という壁が存在していました。

その距離は、単に地理的なものばかりでなく、
東京で夢に近づいていく「松本くん」と
田舎で夢から遠ざかってしまった自分との心理的な距離も
あったのかもしれません。

でも、「夢の種まき」に着手した中山さんは
意を決して休みごとにどんどん東京へ足を運びました。

そして群馬に遊びに来るように説得し、
なんとその足で自分の家まで案内して
「結婚するつもりです」と親に紹介してしまったというのです!

このとき、中山さん以外の関係者は「寝耳に水」という状態。
でも、結局、この行動力が効を奏して、後には本当に結婚することに。

付き合っている彼氏がいても、なかなか結婚話が出ないという女性や、
そこまで積極的になれる「いい人」に出会えないという女性からしてみれば
なんとも羨ましいお話。

中山さんは、「これから結婚する人」へのメッセージとして、
著書の中でこう書いています。

「これと思ったら格好を気にしたり小出しにしたりしないこと」
「あたりまえだけれど『いちばん好き』な人と結婚してほしい」

思うに、それは、
「相手からプロポーズされたい」とか、
「今より生活のレベルを落としたくない」とか、
そういった「お膳立て」を優先するよりも、大切なものがあるということ。

「(条件はスペアがあっても)その人はたったひとり。
『いちばん好き』に賭けてがんばってみるだけの価値はあるんじゃないだろうか」

シンプルだけれど、ズシリと胸に響く真実。

仕事も、恋愛も、結婚も。
それは決して「欲張りな願い」なのではなく、
夢見れば手が届く「幸せ」なのだと、
中山さんの著書を読んでいると素直に思えるのです。

********************

☆中山庸子さんのHP

▼中山庸子の本屋さん

☆参考サイト

▼15分間ビジネスセミナー あのベストセラー著者に聴く

☆参考文献
「夢ノート」のつくりかた (中山庸子・PHP研究所)



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