ハッピー☆ウーマンへの道
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学生に人気の難関職業であるアナウンサーを
たった2年で寿退社。
女子アナの寿命は短いとはいえ、
1年目から人気番組を担当した注目アナウンサーの
あまりにも唐突な退社に、
当時は、「女子アナの採用基準の見直しを」などという
物議までかもし出した当事者。
それが、今回ご紹介する大橋マキさん。
報道上は、「寿退社」となっていましたが、
アナウンサーを辞める決断に至るまでには
さまざまな葛藤と挫折感を味わったようです。
「人にモノを伝える仕事に就きたい」
そう思って目指したマスコミの世界。
第一志望は報道記者だったと言います。
私もマスコミ出身だからわかりますが、
テレビ業界は就職戦線の始まるの時期がとても早いです。
なかでも先陣を切って行なわれるのが
アナウンサーの採用試験。
ご多聞にもれず、大橋さんも「面接の練習にもなるから」と
アナウンサー採用試験を受験します。
ところが、思いがけず超難関を突破して見事合格を
勝ち取ってしまったのです。
「どうしよう?」
悩みつつも、「入社してから異動させてもらえばいい」という
希望的観測でフジテレビに入社。
入社後も順風満帆なキャリアの滑り出しで、
人気は急上昇、仕事量が激増していきました。
ところが、ここで大橋さんは壁にぶち当たってしまいます。
仕事は楽しいけれど、こなさなければならないことが多すぎて、
言われたままやるのが精一杯な日々。
本当にこれが自分のやりたかったことなのか。
取材対象を自分で探し、直接会って話を聞くこと。
それを、自分で原稿を書き、多くの人に伝えること。
ただ、テレビカメラに向かってしゃべることが、
やりたいことではなかったはず……。
仕事で迷ったり、悩んだ経験のある人ならわかるでしょうが、
いったん芽生えてしまった「違和感」は
無視できないほど大きくなっていきます。
それは、真面目な性格であればあるほど、
「やりたい想い」が強ければ強いほど、そうでしょう。
最終的な引き金となったのは、
学生時代からの恋人との結婚を報告したときの
上司のひと言。
「結婚したら番組を降りてもらう。
だからあと1年は待ってほしい」
人気商売ならではの事情かもしれませんが、
自分の中のタイミングと結婚のタイミングとが重なり
「ゼロからスタートするため」に退社と運びとなったのです。
現在の大橋さんは、アロマセラピスト、ライター、アナウンサーと
実に多彩な顔を持ちます。
特にアロマに関しては、本場イギリスで学び、
病院で施術するプロの腕前。
ご自身に脊柱側わん症という持病があり、中学・高校時代は
お母さんが毎晩、整体を施してくれていたという経験もあり、
アロマに関しても「癒し」や「リラックス」だけでない
「代替医療」としての視点からアプローチしています。
イギリスで勉強の合間に、アロマを使う医療現場の取材にも出かけ、
帰国後、雑誌の編集部に企画書を持ち込んだと言います。
元アナウンサーとしてではなく、一人の「書き手」として
伝えるにふさわしい内容を。
その熱意を受け、編集者とのやりとりを重ね、
連載という形になるまでに1年。
取材を重ねるなかで、
「人に会うのって楽しい!」
「伝えるって楽しい!」
という想いを強くしたそうです。
自分が興味の持てることを取材し、原稿にして、
その企画を雑誌社に持ち込むのが、大橋さんのスタイル。
だから、取材しているときには、かならず何かに掲載される
という保証はないと言います。
それでも、思い立ったら出かけずにはいられない。
なぜなら、それは「やらされていること」ではなく
心から「やりたいこと」だから。
大橋さん自身も振り返るように、
会社の中に残って、粘り強く「やりたい道」を
模索する方法もあったかもしれません。
でも、会社という「枠」を取っ払わなければ
「やりたいこと」ができない場合だってあるかもしれません。
「肩書き」にとらわれず、自分が心惹かれるテーマを
追い続けていたい。
そう語る大橋さんは、確かに局アナ時代より輝いて見えるのです。
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アロマやロハス、環境問題など
独特のほんわか口調で語られて癒されます。
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