ハッピー☆ウーマンへの道

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vol.25 ちいさな努力が得意な女性(有森裕子さん)

あれよあれよという間に
日々の時計が進んでいくのを感じる1月ですが、
新たな気持ちでスタートした2007年に向けての、
フレッシュな気持ちはまだちゃんと続いていますか?

今回は、

「今年こそは何かを変えたい!」
「叶えたい夢がある!」

と年頭に誓いを立てたあなたにふさわしい内容を
お送りします☆

「はじめて自分で自分をほめたいと思います」


バルセロナオリンピック女子マラソンで銀メダルを
獲得したときの、有森裕子選手の言葉。
とても有名になりましたよね。


自分で自分をほめる……。

人は、「誰かに認められたい」と思うことが
頑張る原動力になるのは確かです。

会社で「なかなかできるね」と信頼されたい。
恋人に「頑張ってるね」と応援されたい。
両親に「よくやってるね」と褒めてもらいたい。

それが満たされたとき、
たしかに「自分の存在価値」がちょっぴり
上がったような気持ちになるものです。

でも、本当の満足感って、実はこれだけでは得られません。
たとえ周囲や世間から高い評価を得たとしても
「自分自身」が「自分」を認めてあげなければ
どこかに「自信のなさ」や「迷い」や「寂しさ」が
残ってしまうものなんですよね。

「人は褒めてくれるけれど、
これって本当に自分のやりたいことなのかしら???」

なんていうように。

有森選手が「はじめて自分で自分をほめたい」と言った
心の底には、

「他者の評価」と「自分の評価」がはじめて一致

したという満足感があったのかもしれません。


続くアトランタオリンピックでも銅メダルを獲得し、
マラソン選手としては輝かしい実績を誇った有森さん。

でも、選手としては決してエリート街道を走ってきた
わけではありませんでした。

高校時代は万年補欠、実業団への入部も門前払いされ、
粘り腰でようやく入部を許された後も、
監督に「駄馬」と呼ばれる始末。

(ちなみに、このときの監督はシドニー五輪金メダリスト
高橋直子選手を育てたことで一躍有名になった小出義雄氏でした)


それでも、「走る」ことをやめないなんて、
よっぽどマラソンが好きなんだな~と思っていたのですが、
実は、有森選手にとって


「走ること=好きなこと」


ではなかったと言うのですから、ビックリです。


「好きでなくても、自分に少しでも何かできることがあれば、
それを手段にして人は輝くことができる」

有森さんにとってのマラソンは、そんな自分を輝かせる
「手段」だったのです。


「好きなこと」を仕事にできれば、毎日楽しいだろうし、
ストレスを感じることも少ないかもしれません。

だから、一生懸命「私の好きなことって?」と探している人も
多いでしょう。

私も、「好きなこと」を仕事にしたいクチで、
「好きなこと」にこだわり続けています。


でも、言われてみれば、「好きなこと」って漠然としていますよね。
「仕事として成り立つか」を考えなければ
それこそ際限なく出てくるでしょう。

これを有森選手の言うように「少しでも何かできること」と
考え方を変えてみると、ぐっと具体的で、努力もしやすい事柄が
浮かんできます。

ズバ抜けて「好きなこと」が見つからず迷っている人には、
この考え方のほうが、夢や目標を描きやすいかもしれません。


そして、この先が肝心!

目標や夢を見つけることができたとしても、
それはまだスタート地点に立っただけにすぎません。

思い描くゴールに近づいていくためには、
やはり着実な「実行計画」が必要です。


メダリストになってから、講演会の機会が増えた有森選手が、
いろいろな方と話して感じたのは、


「高い目標やきれいな理想をいっぺんに掲げて、
なかなか実現できないと焦れている人が少なくない」


ということだそうです。

「速くはないけれど、長い距離を走ろうと
一生懸命頑張ることはできる」

そんなふうに自己分析する有森さんは、きっと一歩一歩を積み重ねる
大切さを知っている人なのだと思います。

お母さんから常々言われていたという、

「眉の少し上くらいの目標を持って」

まずは努力すれば手が届くところまで頑張り、
それが達成できたらまた少しずつ目標をあげて
最終的にはオリンピックのメダリストにまでなったのです。

とかく「夢を描くことの大切さ」ばかりが先行して、
「すぐに」「簡単に」「誰でも」という謳い文句で紹介される
「成功法則」が蔓延する世の中ですが、
自分が幸福を感じられることで成功しなければ意味がありません。

本当に心から望む夢を叶えられ、幸福感を得ることができるのは、


「地味だけれど、当たり前のことを当たり前にできる」
「自分を大切に生かすことを知っている」


有森選手のような人なのだと、改めて気付かせられるエピソートです。

さて、その有森選手ですが、2月の東京マラソンを最後に
選手生活は引退されます。

なんと、現在40歳!
42.195キロを走る最後の挑戦に向けて調整をする有森選手の様子は
下記のブログで読めます。

▼animo~有森裕子のラストチャレンジダイアリー

もちろん、メダルを取った頃に比べて選手としての「実力」は
落ちているに違いありません。
でも、だからこそ今の有森さんが走り続けているという事実は
純粋に「自分を輝かせるとは」「自分にとっての幸せとは」
を追求していることを感じさせます。

それが誰であれ、ひたむきに走る姿って、
すごく胸に来るものがありますよね。(駅伝・マラソン好きな私!)
有森選手の「ラストラン」、是非注目したいと思います(^^)



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